WordのCopy Link to Locationとは?使い方・対応バージョン・使えない原因を解説

Windows

Wordの長い文書を共有するとき、「○ページのこの部分を見てください」と説明するのが面倒に感じたことはありませんか。

Microsoftが2026年8月13日に発表した「Copy Link to Location」を使えば、Word文書内の特定位置へ相手を直接案内するリンクを作成できます。

操作は、見せたい箇所を選択して右クリックし、Copy Link to Locationを選ぶだけです。

ただし、利用には対応するWordのバージョンやクラウド保存などの条件があり、相手がリンクを開くには共有権限にも注意が必要です。

この記事では、Copy Link to Locationの意味や使い方、Windows・Macの対応バージョン、Word for the webの状況、表示されない場合や相手が開けない場合の確認方法まで、初めて使う人にも分かりやすく解説します。

WordのCopy Link to Locationとは?文書内の指定位置を直接共有できる機能

Copy Link to Locationなら
「文書のここ」を直接共有

通常の共有リンク

文書そのものを共有

Word文書を開く

相手が目的の場所を探す

Copy Link to Location

文書内の指定位置まで共有

リンクを開く

指定した場所へ直接移動

長い資料で「この部分を見て」と伝えたいときに便利です。

Wordの「Copy Link to Location」は、長い文書の中にある特定の場所へ相手を直接案内できるリンクを作成する機能です。

Microsoftが2026年8月13日に発表した機能で、「この資料のここを見てほしい」という場面で、相手にページや段落を探してもらう手間を減らせます。

まずは、通常の共有リンクとの違いや、リンクを受け取った側で何が起こるのかを押さえておきましょう。

Copy Link to Locationでできること

Copy Link to Locationを使うと、Word文書そのものではなく、文書内で指定した位置を目印にしたリンクを作成できます。

たとえば50ページある企画書の37ページ付近を確認してほしい場合、これまでは「37ページの○○という部分を見てください」と文章で案内する必要がありました。

Copy Link to Locationなら、確認してほしい部分を選んでリンクを作成し、そのリンクをメールやチャットで送るという形で案内できます。

イメージとしては、建物の住所だけを教えるのではなく、「3階の会議室Bまで来てください」と目的地を細かく指定できるようなものです。

長い文書を共同で確認するときに、相手が目的の場所を探す時間を減らせることが、この機能の大きなメリットです。

共有方法 相手に伝えられる場所 向いている場面
通常のファイル共有リンク Word文書そのもの 文書全体を共有したいとき
Copy Link to Location 文書内の指定した位置 確認してほしい箇所へ直接案内したいとき

通常の共有リンクとの主な違いは、Copy Link to Locationでは文書内の特定位置という情報まで含めて案内できる点です。

そのため、文書全体を読んでもらうというより、「この段落を確認してください」「この修正箇所について意見がほしい」といったピンポイントな共有に向いています。

リンクを開くと指定した場所へ直接移動する

Copy Link to Locationで作成されたリンクを相手が開くと、文書の先頭から探すのではなく、指定された位置へ直接移動できます。

窓の杜による検証では、リンク先として指定された箇所が一時的にハイライトされる動作も確認されています。

つまり、受け取った側は「どこを見ればいいのだろう」とスクロールを続ける必要がなく、確認対象を見つけやすくなります。

レビュー依頼や共同編集では、この小さな違いが積み重なると、やり取りの効率にかなり差が出てきます。

ただし、位置リンクを送れば誰でも文書を閲覧できるわけではありません。

文書そのものにアクセスできるかどうかはOneDriveやSharePointなどの共有設定にも関係するため、相手がリンクを開けない場合は共有権限の確認も必要です。

なお、MicrosoftはCopy Link to Locationを、文書内の「specific locations」へ直接案内するクラウドリンクとして説明しています。

そのため、「WordのCopy Link to Locationとは何か」と聞かれたら、文書内の見せたい場所へ直接誘導するための共有リンク機能と覚えておけば十分です。

参考:Microsoft 365 Insider Blog「Link to a location in Word for Windows and Mac」

WordでCopy Link to Locationを使う方法

Copy Link to Locationの使い方

1

Word文書を開く

OneDriveなどクラウド上の文書を開きます。

2

見せたい箇所を選択

相手に直接見てもらいたい部分を選びます。

3

右クリック

[Copy Link to Location]を選びます。

4

リンクを共有

メールやTeams、チャットなどへ貼り付けます。

選択 → 右クリック → コピー → 共有

WordのCopy Link to Locationは、見せたい箇所を選択して右クリックし、Copy Link to Locationを選ぶだけで利用できます。

作成されたリンクはクリップボードにコピーされるため、そのままメールやTeams、チャットなどへ貼り付けて共有できます。

ここでは、実際の操作を順番に見ていきましょう。

見せたい箇所を選択してCopy Link to Locationを実行する

まず、Windows版またはMac版Wordで、共有したい文書を開きます。

このとき、Copy Link to Locationを利用する文書は、OneDriveなどのクラウド上に保存されている必要があります。

次に、相手に見てもらいたいテキストなど、リンク先にしたい部分を選択します。

選択した部分を右クリックすると表示されるメニューから、Copy Link to Locationを選びます。

すると、その場所を示すリンクが作成され、自動的にクリップボードへコピーされます。

操作の流れをまとめると、次のとおりです。

手順 操作内容
1 クラウド保存されたWord文書を開く
2 相手に見せたい箇所を選択する
3 選択した部分を右クリックする
4 Copy Link to Locationを選ぶ
5 コピーされたリンクを共有する

感覚としては、文章の一部分に「ここを見てください」という目印を付け、その場所まで案内するURLをコピーするイメージです。

右クリックメニューにCopy Link to Locationが表示されない場合は、操作方法より先にWordのバージョンや文書の保存場所を確認してください。

対応条件については、後の章で詳しく解説します。

コピーしたリンクをメールやチャットで共有する

Copy Link to Locationを選択するとリンクがクリップボードへ入るため、通常のURLと同じように貼り付けて共有できます。

たとえばメールなら、「こちらの部分を確認してください」という文章の後ろにリンクを貼り付ければ、相手を目的箇所へ案内できます。

Teamsなどのチャットでレビューを依頼するときも、ページ番号や段落名を細かく説明する代わりにリンクを送れます。

特に資料が長い場合は、「42ページの下から3段落目」と説明するより、位置リンクを直接共有したほうが認識のズレを減らしやすくなります。

リンクを作る操作と、相手に文書を閲覧できる権限を与える操作は別と考えておくことも大切です。

リンクを送った相手が文書自体へのアクセス権を持っていない場合、位置リンクを受け取っても文書を開けない可能性があります。

そのため、社外の相手や初めて文書を共有する相手へ送る場合は、OneDriveやSharePoint側の共有設定も確認しておくと安心です。

Copy Link to Locationの基本操作は「場所を選ぶ、右クリックする、リンクをコピーして送る」の3段階で覚えておけば十分です。

参考:Microsoft 365 Insider Blog「Link to a location in Word for Windows and Mac」

Copy Link to Locationを使える条件と対応バージョン

Copy Link to Locationを使うには、対応するWindows版またはMac版Wordを使い、対象文書をクラウド上に保存しておくことが基本条件です。

右クリックしてもCopy Link to Locationが見つからない場合は、まずWordのバージョンと文書の保存場所を確認すると原因を切り分けやすくなります。

ここでは、2026年8月26日時点で確認できる対応環境を整理します。

Windows版・Mac版Wordの対応バージョン

Microsoftの公式発表によると、Windows版WordではVersion 2605(Build 20011.20000)以降がCopy Link to Locationの対象です。

そのため、Windows版で機能が表示されない場合は、まず現在のWordがVersion 2605以降になっているか確認してください。

Mac版については、Microsoftの公式発表でVersion 16.109以降が対象であることを確認できます。

Mac版のBuild番号については、Neowinなど複数の情報でBuild 26051019以降と報じられています。

Mac版のBuild 26051019という番号は今回の調査ではMicrosoft公式本文から直接確認できていないため、口コミの情報に基づく値として扱うのが安全です。

環境 対応バージョン 確認状況
Windows版Word Version 2605(Build 20011.20000)以降 Microsoft公式で確認済み
Mac版Word Version 16.109以降 Microsoft公式で確認済み
Mac版WordのBuild番号 Build 26051019以降 掲示板などで確認

つまり、Wordそのものは問題なく使えていても、バージョンが古ければCopy Link to Locationだけが表示されない可能性があります。

機能が見つからないときは、WindowsならVersion 2605、MacならVersion 16.109をひとつの目安にしてください。

クラウド保存とWord for the webの対応状況

Copy Link to Locationは、Microsoftが「direct cloud links」と説明しているクラウドリンクの機能です。

窓の杜などの情報では、OneDriveなどクラウド上に保存された文書で利用する必要があり、PC内だけに保存されたローカル文書では利用できないと説明されています。

たとえば、デスクトップのフォルダーにだけ保存しているWordファイルで右クリックメニューを探しても、Copy Link to Locationを利用できない可能性があります。

その場合は、対応バージョンかどうかを確認したうえで、文書の保存場所もチェックしてください。

また、Word for the webについては、位置リンクを作成すること受け取った位置リンクを開くことを分けて考える必要があります。

2026年8月14日時点のNeowinの検証では、Word for the webからCopy Link to Locationを作成する機能は確認されていません。

一方で、Windows版やMac版Wordで作成した位置リンクをWeb版で開き、指定位置へ移動することは可能と報じられています。

利用方法 対応状況 補足
Windows版Wordで位置リンクを作る 対応 Version 2605以降が対象
Mac版Wordで位置リンクを作る 対応 Version 16.109以降が対象
Word for the webで位置リンクを作る 未確認 2026年8月14日時点のNeowin検証では機能を確認できず
Word for the webで位置リンクを開く 利用可能と報道 デスクトップ版で作成したリンクを開けるとされる

Web版でリンクを開けるからといって、Web版から同じリンクを作成できるとは限らない点には注意してください。

スマホで例えるなら、「送られてきた地図のピンは開けるけれど、自分から同じ種類のピンを作る機能はまだ見当たらない」という違いに近いです。

Copy Link to Locationを確実に使いたい場合は、対応バージョンのWindows版またはMac版Wordを使い、文書をOneDriveなどのクラウド上に保存しておくのが基本です。

参考:Microsoft 365 Insider Blog「Link to a location in Word for Windows and Mac」

Copy Link to Locationが表示されない・相手が開けないときの確認方法

Copy Link to Locationを使える条件

✓ Windows版Word

Version 2605

Build 20011.20000以降

✓ Mac版Word

Version 16.109以降

✓ クラウド保存

OneDriveなどクラウド上に保存された文書が基本です。

Word for the web

デスクトップ版で作成した位置リンクはWeb版でも開けると報じられています。

ただし、2026年8月14日時点ではWeb版からの位置リンク作成は確認されていません。

「対応バージョン」+「クラウド保存」をまず確認

Copy Link to Locationが使えないときは、「自分のWordに機能が表示されない」のか、「共有相手がリンクを開けない」のかを分けて確認するのがポイントです。

前者はWordのバージョンや文書の保存場所、後者はOneDriveやSharePointの共有権限が主な確認ポイントになります。

原因ごとにチェックする場所を整理しておきましょう。

困っている症状 最初に確認する項目 確認ポイント
Copy Link to Locationが表示されない Wordのバージョン WindowsはVersion 2605、MacはVersion 16.109以降か確認する
Copy Link to Locationが表示されない 文書の保存場所 OneDriveなどクラウド上に保存されているか確認する
リンクを送った相手が開けない 共有権限 相手に文書の閲覧または編集権限があるか確認する

表示されない場合はバージョンと保存場所を確認する

右クリックしてもCopy Link to Locationが見つからない場合は、まずWordが対応バージョンになっているか確認してください。

Windows版はVersion 2605(Build 20011.20000)以降、Mac版はVersion 16.109以降が対象です。

バージョンが条件を満たしている場合は、次に文書の保存場所を確認します。

窓の杜などの報道では、Copy Link to LocationはOneDriveなどクラウド上に保存された文書で利用する機能と説明されています。

そのため、PC内のフォルダーだけに保存している文書では、メニューが表示されない可能性があります。

たとえば「最新のWordを使っているのに項目がない」という場合、ソフトではなくファイルの置き場所が原因になっていることがあります。

「バージョンを確認してから保存場所を見る」という順番なら、原因をシンプルに切り分けられます。

なお、日本語環境でメニュー名が必ず英語の「Copy Link to Location」と表示されるかどうかは、今回の調査ではMicrosoft公式の明確な説明を確認できていません。

表記だけを手掛かりに判断せず、利用中のWordのバージョンや環境もあわせて確認するのが安全です。

相手が開けない場合はOneDrive・SharePointの共有権限を確認する

Copy Link to Locationでリンクを作成できても、送った相手が必ず文書を閲覧できるとは限りません。

Microsoftによると、OneDrive上のファイルは共有するまでは非公開で、設定した共有方法やアクセス許可によって閲覧できるユーザーが変わります。

つまり、Copy Link to Locationは「文書内のどこを開くか」を指定する仕組みであり、「誰が文書を開けるか」という権限管理とは別に考える必要があります。

たとえるなら、位置リンクは部屋番号を伝える案内で、共有権限は建物へ入るための入館証のようなものです。

どれだけ正確な部屋番号を伝えても、入館権限がなければ目的の場所にはたどり着けません。

位置リンクを作成しただけで、本来アクセス権を持たない相手へ閲覧権限が自動的に付与されるとは考えないほうが安全です。

相手がリンクを開けない場合は、OneDriveやSharePoint側でその相手に閲覧権限または必要な編集権限が設定されているか確認してください。

特に社外の相手へ送る場合は、リンクを送信する前に共有設定を確認しておくと、送り直しの手間を減らせます。

Copy Link to Locationのトラブルは、「表示されないならバージョンと保存場所」、「相手が開けないなら共有権限」と覚えておくと対処しやすくなります。

参考:Microsoft 365 Insider Blog「Link to a location in Word for Windows and Mac」

参考:Microsoft Support「Microsoft OneDrive でファイルやフォルダーを共有する」

まとめ|WordのCopy Link to Locationは長い文書の特定箇所をすぐ共有したいときに便利

WordのCopy Link to Locationは、文書内の特定位置へ相手を直接案内できる共有リンクを作成する機能です。

長い資料のレビューや共同編集で「この部分を見てください」と伝えたいときに、ページ番号や段落を説明する手間を減らせます。

最後に、使い方と利用条件をまとめて確認しておきましょう。

確認項目 ポイント
基本操作 見せたい箇所を選択し、右クリックからCopy Link to Locationを選ぶ
Windows版 Version 2605(Build 20011.20000)以降
Mac版 Version 16.109以降
保存場所 OneDriveなどクラウド上に保存された文書が対象
Word for the web デスクトップ版で作成したリンクは開けると報じられているが、2026年8月14日時点ではWeb版からの作成は確認されていない
相手が開けない場合 OneDriveやSharePoint側の共有権限を確認する

操作そのものは、見せたい箇所を選択して右クリックし、Copy Link to Locationを実行して、コピーされたリンクをメールやチャットへ貼り付けるというシンプルな流れです。

一方で、機能が表示されない場合はWordのバージョンと文書の保存場所を確認する必要があります。

また、リンクを作成できたとしても、共有相手に文書へのアクセス権がなければ開けない可能性があります。

Copy Link to Locationは「文書のどこを開くか」を指定する機能であり、「誰が文書を開けるか」という共有権限とは別に考えるのが安全です。

長い企画書や報告書、マニュアルなどを複数人で確認するときには、目的の箇所を探す時間を減らしやすくなります。

「このWord文書を見て」ではなく「このWord文書のここを見て」と伝えたい場面こそ、Copy Link to Locationが活きる使いどころです。

参考:Microsoft 365 Insider Blog「Link to a location in Word for Windows and Mac」

参考:Microsoft Support「Microsoft OneDrive でファイルやフォルダーを共有する」

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