「AndroidからiPhoneに写真を送りたいけど、どうすればいいの?」そんな疑問を持つ人は多いですよね。
実は、AndroidとiPhoneの間ではBluetoothで直接写真を送ることはできません。
しかし、GoogleドライブやGoogleフォト、Send Anywhere、Snapdropなどを使えば、手軽に安全に写真を移すことができます。
この記事では、初心者でも失敗しない「5つの写真転送方法」を、メリット・デメリットも含めて徹底解説します。
アプリを使う方法から、ブラウザだけで完結する方法まで幅広く紹介しているので、自分にぴったりの手段がきっと見つかるはずです。
これを読めば、もう「AndroidからiPhoneに写真を送れない」と悩むことはなくなります。
AndroidからiPhone・iPadに写真を送る前に知っておくべき基本

まず最初に、AndroidとiPhone(またはiPad)の間で写真を送る前に、知っておくべき基本的なポイントを整理しておきましょう。
この章では、Bluetoothが使えない理由や、デバイス間でスムーズにファイル共有するための前提条件をわかりやすく解説します。
Bluetoothで写真を送れないのはなぜ?
AndroidとiPhoneの間では、残念ながらBluetoothで写真を直接送ることはできません。
これは、Bluetoothの通信仕様が両OSで異なるためです。
Androidでは「OBEXプロファイル」という形式でデータ転送を行いますが、iPhoneやiPadはそれをサポートしていません。
つまり、Bluetoothはあくまで「同じOS間」でしかファイル共有できないということですね。
AndroidからiPhone・iPadへは、別の方法を使う必要があります。
| 通信方式 | Android | iPhone / iPad | 互換性 |
|---|---|---|---|
| Bluetooth(OBEX) | 〇 | × | なし |
| Wi-Fi転送 | 〇 | 〇 | あり(アプリ経由) |
| クラウド共有 | 〇 | 〇 | あり |
デバイス間でデータ共有するための前提条件
AndroidからiPhoneやiPadに写真を送るには、いくつかの前提条件を整えておく必要があります。
まず、両方のデバイスがインターネットに接続されていることが大前提です。
特にWi-Fi環境が安定していないと、アップロードやダウンロードが途中で止まることがあります。
次に、Googleアカウントを持っていない場合は、写真共有のためにアカウントを作成しておくと便利です。
Apple IDしか持っていない場合は、GoogleドライブやGoogleフォトが利用できないので注意が必要です。
| 必要な環境 | 内容 |
|---|---|
| ネット接続 | Wi-Fiまたはモバイルデータ通信が必要 |
| Googleアカウント | Google系サービスを使う場合に必須 |
| ブラウザまたはアプリ | SafariやChrome、Googleドライブなど |
AndroidからiPhoneに写真を送る5つの方法

ここからは、実際にAndroidからiPhoneやiPadに写真を送る5つの具体的な方法を紹介します。
どれも難しい手順ではなく、無料で実行できるものばかりです。
① Googleドライブを使って共有する
Googleドライブを使えば、写真をクラウドに保存し、iPhoneからダウンロードすることができます。
まず、AndroidでGoogleドライブアプリを開き、「+」ボタンから「アップロード」を選びます。
送信したい写真を選択すると、Googleドライブにアップロードされます。
次に、iPhoneやiPadで同じGoogleアカウントにログインすれば、写真をダウンロード可能です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 必要なアプリ | Googleドライブ |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(初心者向け) |
| ネット環境 | Wi-Fi推奨 |
② Gmailの下書き機能で写真を転送する
Gmailを使って写真を送るのもシンプルな方法です。
Androidで新規メールを作成し、写真を添付して「下書き保存」します。
その後、iPhoneやiPadで同じGmailアカウントを開けば、添付した写真をダウンロードできます。
メールを送信する必要がないため、安全かつ簡単に共有可能です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 必要なアプリ | Gmail |
| メリット | アプリ間の互換性が高い |
| デメリット | 大量の写真には不向き |
③ Googleフォトで写真を同期・共有する
Googleフォトを使うと、写真を自動的にクラウドにバックアップできます。
AndroidでGoogleフォトアプリを開き、共有したい写真を選んで「バックアップ」をタップします。
iPhoneで同じGoogleアカウントにログインすれば、その写真を閲覧・保存できます。
常に写真を同期しておきたい人には、Googleフォトが最も便利です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 必要なアプリ | Googleフォト |
| 容量 | 無料15GB(Google全体で共有) |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
④ Send Anywhereなどのファイル転送アプリを使う
Google系以外でも、Send Anywhereのようなファイル転送アプリを使うと、手軽にデータを送れます。
AndroidでSend Anywhereアプリを開き、「送信」から写真を選択します。
表示された6桁のキーコードを、iPhoneのアプリ側で入力すると転送が始まります。
異なるOS間でも高速で転送できるのが特徴です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 必要なアプリ | Send Anywhere |
| 通信方法 | Wi-Fiまたはモバイルデータ |
| 特徴 | キー入力またはQRコードで接続 |
⑤ SnapdropなどのWebサービスで転送する
Snapdropは、ブラウザだけで使える便利なWeb転送サービスです。
アプリのインストールが不要で、AndroidとiPhoneを同じWi-Fiに接続すれば利用できます。
両方のブラウザでSnapdropのサイトを開き、相手のデバイスをタップすると写真を送信可能です。
ただし、公共Wi-Fiではセキュリティ面に注意してください。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 必要な環境 | Wi-Fi接続とブラウザ |
| 利便性 | アプリ不要で手軽 |
| 注意点 | 通信環境が安定している必要あり |
それぞれの方法を比較して最適な手段を選ぼう

ここでは、前章で紹介した5つの方法を比較しながら、自分に最適な手段を見つけるポイントを整理していきましょう。
どの方法にもメリット・デメリットがありますので、使うシーンに合わせて選ぶのがコツです。
速度・手軽さ・セキュリティの比較
まず、5つの方法を「速度」「手軽さ」「セキュリティ」の3つの軸で比較してみましょう。
一目で特徴が分かるように表にまとめました。
| 方法 | 速度 | 手軽さ | セキュリティ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Googleドライブ | 中 | 高 | 高 | 汎用性が高く信頼性もある |
| Gmail下書き | 低 | 中 | 高 | メール感覚で使えるが手間がやや多い |
| Googleフォト | 高 | 高 | 高 | 自動バックアップで手間なし |
| Send Anywhere | 高 | 中 | 中 | 一時キーで転送、Wi-Fi環境が必要 |
| Snapdrop | 中 | 高 | 中 | アプリ不要でブラウザだけで完結 |
スピード重視ならGoogleフォト、アプリ不要で手軽に済ませたいならSnapdropがおすすめです。
アプリ不要で送るならどの方法がベスト?
「アプリを入れたくない」「一度きりの転送だけしたい」という方には、Snapdropが最もおすすめです。
ブラウザを開いて同じWi-Fiに接続するだけで、簡単に写真をやり取りできます。
ただし、Snapdropはインターネット接続が不安定な環境では失敗しやすいため、その場合はGoogleドライブを使うのが安全です。
逆に、今後も継続的に写真をやり取りしたい方は、Googleフォトを使うのが最も効率的です。
| 条件 | おすすめ手段 |
|---|---|
| アプリを使いたくない | Snapdrop |
| 写真を継続的に共有したい | Googleフォト |
| Wi-Fiが弱い | Gmail下書き or Googleドライブ |
| 瞬時に送りたい | Send Anywhere |
AndroidからiPhoneへ写真を送るときの注意点

最後に、写真転送の際によくあるトラブルや注意点をまとめます。
これらを事前に知っておくと、転送がスムーズに進み、データの紛失を防げます。
ファイル形式と解像度の違いに注意
AndroidとiPhoneでは、写真データの形式が微妙に異なります。
特に、iPhoneでは「HEIC(ヘイク)」という高圧縮形式が使われていますが、AndroidではJPEG(ジェイペグ)が一般的です。
そのため、受け取った写真が開けない・表示されないといったトラブルが起きることもあります。
共有前に、Android側で「JPEG形式」に変換しておくと安心です。
| 項目 | Android | iPhone / iPad | 互換性 |
|---|---|---|---|
| 画像形式 | JPEG / PNG | HEIC / JPEG | ◎(JPEG推奨) |
| 解像度 | 端末による | 自動最適化 | 〇 |
| 動画形式 | MP4 | MOV | △(変換が必要な場合あり) |
Wi-Fi環境が不安定な場合の対策
ファイル転送中にWi-Fiが途切れると、アップロードやダウンロードが中断されてしまいます。
このようなときは、次のような対策を取ると安定しやすくなります。
- 可能であれば5GHz帯のWi-Fiを使用する
- ルーターの近くで作業する
- モバイルデータ通信を一時的にオンにして補助的に使う
また、写真をまとめて転送せず、数枚ずつ分けて送るとエラーを防ぎやすくなります。
特にGoogleドライブやSend Anywhereを使う場合は、通信が切断されると再送が必要になるため注意しましょう。
| 問題 | 原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| 転送が途中で止まる | Wi-Fi不安定 | 小分けに転送する |
| エラーが出る | 容量オーバー | ファイルサイズを確認する |
| ダウンロードが遅い | 通信制限 | Wi-Fi環境を改善する |
まとめ:自分に合った方法でストレスなく写真を送ろう
ここまで、AndroidからiPhoneやiPadに写真を送るための5つの方法を紹介してきました。
最後に、今回の内容を整理しながら、どの方法がどんな人に向いているのかをまとめましょう。
まず最初に覚えておきたいのは、Bluetoothでは写真を送れないという点です。
その代わりに、GoogleドライブやGoogleフォト、Snapdropなどの便利な手段を使えば、手軽にデバイス間の壁を越えることができます。
特に、Googleフォトは自動バックアップが便利で、長期的に写真を整理したい人に最適です。
| 目的 | おすすめの方法 |
|---|---|
| 手軽に1〜2枚送りたい | Gmail下書き or Snapdrop |
| 継続的に写真を共有したい | Googleフォト |
| Wi-Fiが弱い環境でも送りたい | Googleドライブ |
| アプリで一気に転送したい | Send Anywhere |
大切なのは、「自分の使い方」に合わせて最適な方法を選ぶこと。
一度やり方を覚えておけば、次回からは数分で写真を移せるようになります。
AndroidとiPhoneの間でも、もうデータ共有で困ることはありませんね。

