Windows 11「ペイント」でキャンバスサイズを変更する方法｜初心者でも失敗しない完全ガイド

「Windows 11のペイントで画像のサイズを変えたいけど、どこを触ればいいの？」そんな疑問を持つ方は多いですよね。

この記事では、ペイントのキャンバスサイズ変更を初心者でも迷わずできるよう、基本操作から応用テクニックまでやさしく解説します。

「リボンのサイズ変更ボタン」を使った正確な方法や、キャンバス端をドラッグして余白を調整する直感的な方法、そして「ピクセル」と「パーセント」の違いまでを丁寧に紹介。

この記事を読めば、ペイントでのサイズ調整・解像度変更・余白追加などがすべて理解できます。

ブログ用の画像を整えたい方も、ちょっとした写真編集をしたい方も、この記事を見ながら一緒にマスターしていきましょう。

Windows 11のペイントでキャンバスサイズを変更する基本操作

Windows 11のペイントでは、画像やキャンバスのサイズを変更する操作が少しわかりにくいですよね。

ここでは、ペイントでキャンバスサイズを調整する2つの基本的な方法を、順を追ってわかりやすく解説します。

リボンの「サイズ変更」ボタンで正確に指定する方法

まずは、もっとも正確にキャンバスサイズを調整できる方法です。

上部メニュー（リボン）の「ホーム」タブから、「画像」セクション内にある「サイズ変更」をクリックしましょう。

すると、「サイズ変更と傾き」というウィンドウが開きます。

このウィンドウでは「ピクセル」または「パーセント」でサイズを指定できます。

例えば、「ピクセル」を選んで「幅：1200」「高さ：630」と設定すれば、ブログのアイキャッチにちょうどよいサイズになります。

「縦横比を維持する」のチェックボックスは原則オンのままにしておきましょう。

これを外すと、画像が引き伸ばされて歪んでしまう原因になります。

項目	内容
操作場所	「ホーム」タブ → 「サイズ変更」ボタン
指定方法	ピクセルまたはパーセント
おすすめ設定	「縦横比を維持」にチェックを入れる

この方法を使えば、正確な解像度を保ちながらサイズを変更できるので、Web画像や資料作成に最適です。

キャンバスの端をドラッグして直感的に調整する方法

もうひとつの方法は、キャンバスの端を直接ドラッグして変更する直感的なやり方です。

ペイントを開くと、キャンバスの右端・下端・右下に小さな四角い「ハンドル」が表示されています。

マウスカーソルを合わせると両矢印マークに変わりますので、そのままドラッグしてみましょう。

外側にドラッグすればキャンバスが広がり、内側にドラッグするとキャンバスが小さくなります。

ただし、内側に縮めると画像も一緒に切り取られてしまう点に注意が必要です。

余白を増やしたいだけのときは、外側に広げる方向にドラッグするのが安全です。

方法	特徴	注意点
リボンの「サイズ変更」	ピクセル指定で正確に調整	画像全体が拡縮する
ハンドルのドラッグ	余白を直感的に追加可能	内側に縮めるとトリミングされる

この2つの方法を覚えておけば、どんな画像編集にもスムーズに対応できます。

「正確に変更したいならリボン」「ざっくり余白を調整したいならハンドル」と覚えておきましょう。

これが、ペイントでキャンバスサイズを自由に扱うための第一歩です。

「ピクセル」と「パーセント」どちらで指定すべき？

ペイントの「サイズ変更」では、サイズの単位として「ピクセル」と「パーセント」を選べます。

どちらを選ぶかによって、仕上がりや目的がまったく変わってくるんです。

ここでは、それぞれの違いと使い分けのコツを、初心者の方にもわかりやすく整理していきます。

ピクセル指定で正確なサイズに合わせる方法

「ピクセル（px）」は、デジタル画像の最小単位です。

簡単に言えば、画像を構成する点の数を示しています。

Webサイトやブログ、SNSの画像サイズは、このピクセル単位で管理されているんですね。

たとえば、ブログのアイキャッチを作るなら「幅1200px × 高さ630px」といった指定が必要になります。

このように、最終的な表示サイズを正確に合わせたいときは、必ずピクセル単位で指定しましょう。

利用シーン	おすすめ設定	ポイント
ブログのアイキャッチ	幅1200 × 高さ630	一般的な横長比率
SNSのプロフィール画像	800 × 800	正方形が基本
バナー広告	300 × 250	媒体指定サイズに合わせる

「ピクセル」を使う＝解像度（画面上の点の数）を直接いじる操作です。

画像を縮小すればファイル容量も軽くなりますが、拡大すると画質が落ちる点に注意しましょう。

パーセント指定で比率を保ちながら縮小・拡大する方法

一方の「パーセント（%）」は、現在のサイズを基準にして拡大・縮小の割合を決める方法です。

たとえば「50%」と入力すると、縦横それぞれ半分のサイズになります。

「縦横比を維持」にチェックが入っていれば、比率を崩さずにサイズ変更できるのがポイントです。

ざっくり小さくしたい・軽くしたい場合はパーセント指定が便利なんです。

設定例	効果	用途
50%	画像が縦横ともに半分の大きさに	軽量化・プレビュー用
80%	少しだけ縮小	容量を控えめにしたいとき
120%	比率を維持したまま拡大	印象を強調したいとき

特にブログ用の画像をリサイズしたいときなど、感覚的に調整したいならパーセント指定が向いています。

ピクセルは正確に、パーセントはざっくりと。この違いを覚えておくと迷わず操作できます。

状況別おすすめ設定比較表

ここまでの内容を整理すると、次のように目的別で使い分けができます。

目的	おすすめ単位	理由
Webやブログ用の固定サイズに合わせたい	ピクセル	正確な数値指定が必要
ファイル容量を減らしたい・軽くしたい	パーセント	全体の比率を保ちながら縮小できる
印刷用途でおおまかな調整をしたい	パーセント	感覚的に大きさを調整しやすい

このように、作業の目的に応じて単位を選ぶだけで、思い通りの仕上がりが実現できます。

正確さを求めるならピクセル、スピードを求めるならパーセント。

この基本を押さえておくだけで、ペイントのサイズ変更がぐっと快適になります。

「ペイント 解像度 落とす Windows11」の具体的手順

ここでは、「画像の解像度を下げたい」「ファイルサイズを軽くしたい」というときの具体的な操作方法を紹介します。

実は、ペイントの「解像度を落とす」というのは、画像のピクセル数を小さくすることと同じ意味なんです。

つまり、キャンバスサイズを縮小することで、結果的に解像度が下がるという仕組みですね。

キャンバスサイズ変更で解像度が下がる仕組み

デジタル画像の「解像度」とは、1枚の画像の中にどれだけのピクセル（点）が含まれているかを示す数値です。

たとえば「1920×1080ピクセル」の画像には、約200万個の点が含まれています。

この数値を「1200×675」に変えると、点の数が減る＝解像度が下がるということになります。

ペイントのサイズ変更機能でピクセル数を減らす＝解像度を落とすということなんです。

変更前	変更後	変化
1920×1080 px	1200×675 px	約60％の解像度に縮小
3000×2000 px	1000×667 px	ピクセル数を約1/9に削減

つまり、画像サイズ（ピクセル数）を減らすほど、ファイル容量も軽くなります。

ただし、ピクセルを間引くことで細部が失われるため、画質は多少落ちる点に注意しましょう。

安全に画質を落とすための操作ステップ

それでは、実際に解像度を落とす手順を見ていきましょう。

ここでは、元画像を残したまま安全に縮小する方法を紹介します。

1. ペイントで解像度を落としたい画像を開きます。
2. 上部メニューの「ホーム」タブをクリックし、「サイズ変更」ボタンを選びます。
3. 「サイズ変更と傾き」ウィンドウで「ピクセル」を選択します。
4. 「縦横比を維持する」にチェックが入っていることを確認します。
5. 現在の幅が「3000」なら、例えば「1000」と入力します。
6. 「OK」を押すと、画像が縮小され、解像度も下がります。
7. 最後に「ファイル」→「名前を付けて保存」を選び、別名で保存します。

この“別名保存”が超重要。元画像を残しておくことで、いつでもやり直しができます。

手順番号	操作内容	目的
1～3	ピクセル指定に切り替える	正確な解像度を入力できる
4～6	縮小数値を設定してOK	画像のピクセル数を減らす
7	別名で保存	元画像を保護しつつ軽量化

画質劣化を最小限にする3つのコツ

解像度を落とすときに気をつけたいのは、画質の劣化をできるだけ防ぐことです。

次の3つのコツを覚えておくと、仕上がりがぐっと綺麗になります。

• ① 元画像のコピーを作ってから作業する（「Original.jpg」を「Original_copy.jpg」にしておく）
• ② 一度に大幅な縮小をしない（段階的に70％→50％→30％と調整）
• ③ JPEGではなくPNGで保存すると劣化が少ない

とくにJPEG形式は、保存のたびに圧縮がかかるため、何度も上書き保存すると徐々に荒れていきます。

一度解像度を落とした画像を元に戻すことはできません。

だからこそ、元データを残し、慎重に調整することが大切なんです。

「サイズ変更」＋「別名保存」＝安全な解像度変更の基本公式

この組み合わせを守るだけで、トラブルなく快適に編集できますよ。

キャンバスサイズ変更でよくある失敗とその対策

ペイントでキャンバスサイズを変更するとき、多くの人が同じようなミスでつまずいてしまいます。

ここでは、特にありがちな3つの失敗パターンと、その正しい対処法を紹介します。

トラブルの原因を理解しておくと、次回からの作業がスムーズになります。

画像が歪んだ・引き伸ばされた場合の修正法

「サイズ変更をしたら、顔が横長になった」「比率がおかしい」――この失敗、実はかなり多いんです。

原因は、サイズ変更時に「縦横比を維持する」のチェックを外してしまっていること。

このチェックが外れていると、横幅と高さがバラバラに変更されてしまいます。

画像が歪んでしまう最大の理由は“縦横比の解除”です。

修正方法はシンプル。

1. もう一度「サイズ変更」ウィンドウを開きます。
2. 「縦横比を維持する」にチェックを入れ直します。
3. 幅または高さのどちらかだけを再入力します。

これで、自然な比率のまま再調整できます。

症状	原因	解決策
画像が横に伸びた／縦に潰れた	縦横比を維持していない	「縦横比を維持」に再チェックを入れる

拡大で画像がぼやけた時の対処法

小さな画像を大きく引き伸ばすと、全体的にぼんやりしてしまうことがあります。

これは、ペイントが足りないピクセルを自動で補うときに、色を平均化して埋めてしまうためです。

つまり、AIで高画質化するわけではなく、単に“引き伸ばしている”だけなんですね。

小さい画像を大きくしても、画質を上げることはできません。

もし拡大が必要な場合は、できるだけ高解像度の画像を用意するのがベストです。

失敗例	原因	対策
拡大したらぼやけた	ピクセルを引き伸ばして補完している	元画像を高解像度にする／縮小方向に変更する

余白を増やしたのに画像まで大きくなった時の原因

「余白を追加したいだけだったのに、画像まで拡大されてしまった…」というのもよくあるトラブルです。

これは、「サイズ変更」機能を使っていることが原因。

実はこの機能、キャンバスと画像をセットで拡大・縮小する仕組みなんです。

余白を増やすときは、“サイズ変更”ではなく“ハンドル操作”を使うのが正解。

具体的には、次のどちらかの方法で操作します。

• ハンドル操作： キャンバス右下の小さな四角（ハンドル）をドラッグして広げる。
• 画像のプロパティ： 「ファイル」→「画像のプロパティ」で幅と高さを指定。

目的	正しい方法	ポイント
余白を増やす	ハンドルを外側にドラッグ	画像のサイズは変わらない
画像を拡大したい	「サイズ変更」ボタンでピクセル指定	画像全体を拡縮する

余白を広げたいときに「サイズ変更」を使うと、画像まで大きくなってしまうので注意しましょう。

この違いを理解しておけば、意図しない拡大ミスは起こりません。

“比率の維持・ハンドル操作・別名保存”の3点セットを守ること。

これが、ペイントでのトラブルを防ぐ最強の基本です。

目的別キャンバスサイズ調整テクニック

ペイントのキャンバスサイズ変更は、単に画像を大きくしたり小さくしたりするだけではありません。

「文字を入れる余白を作りたい」「画像を並べたい」など、目的に合わせて上手に使い分けると作業が格段にスムーズになります。

ここでは、代表的な3つの用途別に、実践的なサイズ調整テクニックを紹介します。

余白を追加して文字入れスペースを作る

まずは、もっともよく使う「余白を広げる」操作から見ていきましょう。

この操作は、キャンバスの右下や右端・下端にある「ハンドル」をドラッグするだけで簡単に行えます。

画像はそのままに、台紙（キャンバス）だけを広げたいときに使うのがポイント。

1. ペイントで画像を開きます。
2. キャンバスの右下隅にある白い四角（ハンドル）にマウスカーソルを合わせます。
3. 外側にドラッグして余白を広げます。
4. 画像サイズはそのまま、周囲に白いスペースが追加されます。

用途	操作方法	補足
余白を増やす	ハンドルを外側にドラッグ	画像サイズは変わらない
上部や左にも余白を追加	広げた後に画像を中央へ移動	「選択」ツールで位置調整可能

この方法を使えば、文字入れや注釈スペースを自由に確保できます。

ブログや資料での画像加工にとても便利です。

一部を切り抜いてトリミングする方法

次に、不要な部分を削除して必要な範囲だけを残す「トリミング」の方法です。

この操作は「サイズ変更」ではなく、「選択」ツールと「トリミング」ボタンを使います。

1. ペイントで画像を開きます。
2. 「ホーム」タブの「画像」セクションから「選択」をクリックします。
3. 残したい部分をドラッグして囲みます。
4. リボンの「トリミング」ボタンをクリックします。
5. 選択範囲だけが残り、周囲が自動的に削除されます。

トリミングは元に戻せないので、作業前に別名保存を忘れずに。

操作	結果	ポイント
「選択」→「トリミング」	選択範囲のみを残す	簡単に不要部分を削除できる
Ctrl + Z	トリミング前に戻る	間違えた場合は即座に戻す

トリミングを使えば、画像の一部だけを切り出して、新しい画像として保存することもできます。

顔写真や製品画像などをシンプルに仕上げたいときに最適です。

複数画像を並べて1枚にまとめるコツ

最後に、2枚以上の画像を1枚にまとめたい場合の応用テクニックを紹介します。

この操作では、あらかじめ大きな「台紙（キャンバス）」を用意しておくのがコツです。

1. ペイントを開き、新規作成をクリックします。
2. キャンバスの右下ハンドルをドラッグして、十分に広い台紙を作ります。
3. 別の画像を開き、「コピー」してこの台紙に「貼り付け」ます。
4. 位置をドラッグで調整します。
5. 2枚目以降も同様に貼り付けて並べます。
6. 最後に「選択」ツールで全体を囲み、「トリミング」ボタンで余白を整えます。

目的	操作手順	完成イメージ
画像を並べる	コピー＆貼り付け	複数画像を1枚に統合
不要な余白を削除	「選択」→「トリミング」	きれいなレイアウトに

この方法を使えば、比較画像やビフォーアフター画像を簡単に1枚にまとめられます。

複数の画像を組み合わせたいときは、まず大きめのキャンバスを用意する。

これを意識するだけで、作業効率がぐんと上がります。

「キャンバス」と「解像度」の違いを正しく理解しよう

ペイントを使っていると、「キャンバスサイズ」と「解像度」という言葉がよく出てきますよね。

この2つ、なんとなく同じ意味に思えるかもしれませんが、実はまったく別の概念なんです。

ここを理解しておくと、編集で迷うことがぐっと減ります。

キャンバス＝用紙、解像度＝きめ細かさ

「キャンバス」とは、絵を描くための用紙（台紙）のことです。

一方の「解像度」は、画像のきめ細かさ（ピクセルの数）を意味します。

つまり、「キャンバスサイズ」は作業領域の広さ、「解像度」は画像の密度のことなんですね。

“台紙の大きさ”と“画質の細かさ”を区別して考えるのがポイント。

項目	意味	例
キャンバスサイズ	描く範囲（台紙）の大きさ	800×600ピクセルの白紙
解像度	ピクセルの密度・きめ細かさ	1920×1080の高精細画像

ペイントで「キャンバスを広げる」とは、作業スペースを広げること。

「解像度を落とす」とは、画像そのものを小さくすること、という違いを意識しましょう。

ペイントでDPIを変更できるか？

印刷時のきめ細かさを表す単位に「DPI（Dots Per Inch）」というものがあります。

これは、1インチあたりにどれだけの点を印刷するかを示す値です。

一般的には、印刷に適したDPIは「300～350dpi」とされています。

ただし、Windows 11のペイントでは、このDPI値を実際に変更することはできません。

設定画面でDPIを入力する項目はありますが、これは画像情報にタグとして書き込むだけで、実際のピクセル数や画質を変える機能ではないんです。

項目	変更できる？	備考
ピクセル数（解像度）	〇	「サイズ変更」で調整可能
DPI（印刷解像度）	×	メタ情報のみ変更される

もし印刷用の高精細な設定が必要な場合は、GIMPやPhotoshopなどの専用ソフトを使いましょう。

ペイントは、あくまでWeb用（ピクセル単位）画像の編集に向いたツールです。

Web向けと印刷向け編集の違い

最後に、「Web用」と「印刷用」での画像編集の考え方の違いを整理しておきましょう。

用途	単位	重視すべき点	ペイントで対応可能？
Web・SNS・ブログ	ピクセル（px）	見た目のサイズ・軽さ	〇 対応可
印刷（チラシ・ポスター）	DPI（解像度）	印刷のきめ細かさ	× 専用ソフトが必要

ペイントは「画面上で綺麗に見せる」ためのツール。

印刷クオリティを求めるなら、DPI設定ができる別ソフトを選ぶのが正解です。

この区別を知っておくだけで、目的に合った画像編集ができるようになります。

新規作成時にキャンバスサイズを指定する方法

ここまで、既存の画像のサイズを変更する方法を見てきました。

でも、最初から「特定のサイズの画像を作りたい」という場合もありますよね。

そんなときは、新規作成時にキャンバスサイズを指定しておくのが一番スマートなんです。

「画像のプロパティ」からピクセル数を設定する

新しく画像を作るときは、最初に「画像のプロパティ」を開きましょう。

ここで幅と高さをピクセル単位で入力すれば、希望通りのサイズのキャンバスを一発で作れます。

1. Windows 11でペイントを起動します。
2. 左上の「ファイル」メニュー（フォルダアイコン）をクリックします。
3. 「画像のプロパティ」を選びます。
4. 単位を「ピクセル」に変更します。
5. 「幅」と「高さ」に希望のサイズを入力します（例：幅800、高さ600）。
6. 「OK」をクリックすると、白いキャンバスが指定サイズに変更されます。

この手順を使えば、作業開始時から目的サイズで正確に作業ができます。

操作箇所	設定項目	例
「画像のプロパティ」	単位をピクセルに変更	幅800・高さ600
OKをクリック	新しいキャンバスを生成	希望の用紙サイズで作業開始

この方法なら、ブログのアイキャッチやサムネイルなど、決まった比率の画像を量産するのにも最適です。

初期設定で作業効率を高めるコツ

新規作成時にキャンバスサイズを決めておくと、作業の無駄がなくなります。

特に同じサイズの画像を何度も作るときは、テンプレート化しておくと便利です。

• ① よく使うサイズをメモしておく（例：800×600、1200×630）
• ② 新規作成後にサイズを設定した状態で「名前を付けて保存」
• ③ 次回からそのファイルを開いて「別名保存」で再利用

これで、毎回サイズを入力する手間が省けます。

「プロパティ設定」＋「テンプレート保存」は効率化の王道です。

目的	設定方法	メリット
固定サイズで新規作成	「画像のプロパティ」でピクセル指定	毎回の調整が不要
複数画像を量産	テンプレート化して使い回す	作業スピードが向上

このように、新規作成時にキャンバスサイズを決めておくだけで、作業効率も仕上がりの統一感もアップします。

ペイントを頻繁に使う方ほど、この方法を習慣にしておくのがおすすめです。

まとめ｜ペイントのキャンバスサイズ変更をマスターしよう

ここまで、Windows 11のペイントでキャンバスサイズや解像度を変更する方法を詳しく見てきました。

最初は操作がややこしく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば誰でも自由自在に扱えるようになります。

最後に、この記事で学んだ内容を整理しておきましょう。

目的	使う機能	ポイント
正確なサイズに変更したい	リボンの「サイズ変更」ボタン	ピクセル指定で正確に入力
比率を保ちながら調整したい	「縦横比を維持」にチェック	歪みを防止できる
画像を軽くしたい	ピクセル数を小さく設定	ファイル容量が減る
余白だけを増やしたい	キャンバスのハンドルをドラッグ	画像サイズはそのまま
部分的に切り抜きたい	「選択」→「トリミング」	必要な部分だけを残せる

また、操作時の注意点も改めて押さえておきましょう。

• 「縦横比を維持」を外すと歪む
• 小さい画像を拡大しても画質は良くならない
• 縮小後の画像を元に戻しても画質は回復しない
• 余白追加はハンドル操作が安全
• 作業前には必ず元画像をコピーしておく

「サイズ変更」「ハンドル操作」「別名保存」──この3つをマスターすれば、ペイントの操作はもう怖くありません。

そして、ペイントは「ピクセル単位でのWeb画像編集」に最適なツールです。

印刷向けのDPI調整などはできませんが、ブログやSNS用の画像を素早く整えるには十分すぎる機能を備えています。

慣れてくれば、ブログのアイキャッチ作成から、ちょっとした画像加工、スクリーンショットのトリミングまで、すべてペイントだけでこなせるようになります。

あなたも今日から、「ペイント キャンバスサイズ変更 Windows11」の達人になりましょう。

この記事を参考に、ぜひ自分のペースで操作を練習してみてください。