Windows 11でプリンターが「オフライン」になる原因と完全解決法【保存版】

Windows

「昨日までは普通に印刷できたのに、今日はプリンターがオフライン…」そんな経験、ありませんか?

Windows 11では、ネットワークの切り替えや設定のズレによって、プリンターが突然使えなくなることがあります。

この記事では、電源ケーブルの基本チェックから、ポート設定・ドライバー再構築・セキュリティ設定まで、プロのITエンジニアが実際に現場で行っている再接続の全手順を分かりやすく解説します。

「オフライン」「ドライバー使用不可」「デバイス未指定」などのエラーメッセージにも対応。

PC操作が苦手な方でも迷わず進められるよう、手順を図解レベルで丁寧にまとめています。

焦らずこの記事の順番どおりに試せば、きっとあなたのプリンターも元通り印刷できるようになります。

Windows 11でプリンターがオフラインになる原因とは?

この章では、「なぜ突然プリンターがオフラインになってしまうのか?」という根本原因を分かりやすく解説します。

一見、機械の故障のように思えるこのトラブルですが、実は設定や通信のちょっとしたズレがほとんどの原因なんです。

なぜ「昨日まで使えたのに突然オフラインになる」のか

「昨日までは普通に印刷できてたのに…」というパターン、すごく多いですよね。

実はWindows 11のネットワーク認識機能が自動的に切り替わることが主な原因です。

たとえば、パソコンをスリープ状態にしたり、Wi-Fiを一度切ったりするだけで、プリンターとの接続経路(IPアドレスや通信ポート)が変わってしまうことがあります。

このとき、パソコン側は「前の住所にプリンターがいない」と判断して「オフライン」と表示してしまうんです。

よくある原因 説明
スリープ状態 プリンターがスリープ中に通信を切られてしまう
Wi-Fiの自動切替 別の周波数帯(2.4GHz / 5GHz)に切り替わり認識できなくなる
Windows Update後 ドライバーが一時的に無効化・上書きされることがある

こうした現象は決して珍しくありません。

「設定は何も変えていないのにオフラインになる」のは、見えない部分の通信設定が勝手に動いているからなんです。

USB接続・Wi-Fi接続で異なるトラブルの特徴

プリンターの接続方式によって、原因の傾向も少し違ってきます。

USB接続の場合は、物理的なケーブル抜けや接触不良が多く、Wi-Fi接続の場合はネットワーク経路の迷子状態が多いです。

接続方式 主なトラブル例 ポイント
USB接続 ケーブル抜け・電力不足・ポートの認識不良 PC本体のポートに直接差して再起動すると改善することが多い
Wi-Fi接続 異なるSSIDに接続・IPアドレス変更・WSDポートの不安定さ IPアドレス固定やTCP/IPポートの設定変更で安定する

つまり、オフラインの原因は「通信経路の乱れ」か「認識のズレ」のどちらかに絞られることが多いということです。

次の章では、まず最初に行うべき「基本チェック」から順に、原因を一つずつ潰していきましょう。

焦らなくても大丈夫です。手順を守って進めれば、必ず復旧できます。

まず最初に確認すべき基本チェック

プリンターがオフラインになったとき、いきなり設定を疑う前に、まずは物理的な部分を確認しましょう。

実はサポート現場での3割以上のトラブルは、ケーブルや電源の見落としが原因です。

順番にチェックすれば、専門知識がなくても解決できるケースが多いですよ。

電源・ケーブル・エラーランプを見直す

まずはプリンター本体がきちんと「起動している」ことを確認しましょう。

スリープモードや省電力状態では、Windows 11が通信を切ってしまうことがあります。

電源ボタンを押して液晶画面が明るくなればOKです。

次に、USBケーブルや電源ケーブルを抜き差しして、確実に奥まで差し込まれているか確認してください。

USBハブを経由している場合は注意です。電力不足で通信が不安定になることがあるため、一時的にPC本体へ直接接続してみましょう。

チェック項目 確認内容 改善ポイント
電源ランプ 点灯または液晶が表示されているか スリープではなく、完全に起動しているか確認
USBケーブル 両端がしっかり差し込まれているか PC本体ポートへ直接差す
エラーランプ 点滅や赤表示があるか インク切れ・用紙詰まりなどを解消

パソコン・プリンター・ルーターを完全再起動する

ただの再起動ではなく、すべての機器を一度「完全に電源オフ」にして、通信情報をリセットしましょう。

内部に溜まった静電気やキャッシュが、通信トラブルの原因になることがあります。

手順 操作内容
1 パソコンをシャットダウンする(スリープではなく完全終了)
2 プリンターの電源を切る
3 Wi-Fiルーターの電源ケーブルを抜く
4 5分間放置して放電・キャッシュクリア
5 ルーター→プリンター→PCの順に電源を入れる

この手順で、IPアドレスの重複や通信詰まりが解消され、驚くほど簡単に復旧するケースもあります。

「完全再起動」は最もシンプルで効果的なリセット方法です。

同じネットワークに繋がっているか確認する

Wi-Fi接続のプリンターでは、「別のネットワークに繋がっていた」という見落としが非常に多いです。

特に、2.4GHz帯と5GHz帯を切り替えるルーターでは、パソコンとプリンターが別々の帯域に繋がっていると通信できません。

確認項目 操作方法
SSID(Wi-Fi名) PCとプリンターが同じSSIDに接続されているか確認
ルーター設定 セパレーター機能が有効になっていないか確認
信号強度 プリンター設置場所で電波が弱すぎないか確認

Wi-Fi名(SSID)が「〇〇-5G」と「〇〇-2G」のように複数ある場合は、プリンターの取扱説明書を見て、対応する帯域に合わせて接続しましょう。

同一ネットワーク上にあることが確認できれば、Windows 11側の認識も安定します。

ここまで確認してもダメな場合は、次にWindows 11の設定画面からの修復に進みましょう。

Windows 11の設定でステータスを確認・修復する

物理的な問題がなさそうな場合は、次にWindows 11の内部設定を確認します。

ここからは画面操作で進めていきますが、難しく感じる必要はありません。

どの項目も数クリックで修復できるものばかりです。

「プリンターをオフラインで使用する」を解除する方法

Windowsには、通信が一時的に切れたときに印刷を保留するための「オフラインで使用する」モードがあります。

この設定が意図せずオンになっていると、プリンターがネットに繋がっていても印刷されません。

操作手順 内容
1 スタートメニューから「設定」を開く
2 左メニューの「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を選択
3 対象のプリンター名をクリックし、「プリンターキューを開く」を選択
4 上部メニューの「プリンター」→「プリンターをオフラインで使用する」のチェックを外す

この設定を解除するだけで、ステータスが「一時停止」から「準備完了」に戻ることがあります。

まずはこの設定を一番に確認するのが鉄則です。

プリントスプーラーを再起動する手順

「プリントスプーラー(Print Spooler)」とは、印刷データをプリンターに届けるWindowsの内部サービスのことです。

いわば「印刷データの配送係」で、ここがフリーズしていると印刷が止まってしまいます。

手順 操作内容
1 「Windowsキー」+「R」を同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を開く
2 「services.msc」と入力し、Enterキーを押す
3 一覧の中から「Print Spooler」を探す(Pキーで早く見つけられます)
4 右クリック→「再起動」を選択

これで印刷キューの詰まりがリセットされ、止まっていた印刷データが動き出すことがあります。

スプーラーを再起動しても印刷できない場合は、次の自動診断ツールを試してみましょう。

トラブルシューティングツールで自動修復する

Windows 11には、プリンター関連のトラブルを自動検出・修復してくれる便利な診断ツールが標準搭載されています。

難しい設定を手動で触るよりも、まずはこの機能に任せてみるのが賢いやり方です。

操作手順 内容
1 「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」を開く
2 「その他のトラブルシューティング ツール」をクリック
3 「プリンター」の右側にある「実行する」ボタンを押す
4 診断結果に従い、「この修正を適用します」を選択

このツールは、スプーラーの停止・標準プリンターの誤設定・ポート不一致などを自動で修正してくれます。

「原因がわからないけど印刷できない」場合は、まずこの診断が近道です。

ここまでで多くのケースは解決しますが、まだ改善しない場合は次の章で「通信ポート設定」を見直してみましょう。

通信が不安定な場合は「ポート設定」を見直す

ここまでの手順で直らない場合、原因の多くはプリンターの「通信ポート設定」にあります。

特にWi-Fi接続のプリンターで「昨日は使えたのに今日はダメ」というケースでは、この設定がズレていることが非常に多いです。

WSDポートからTCP/IPポートへの変更が、通信安定化のカギです。

IPアドレスを調べる手順

まずは、プリンターがネットワーク上でどの住所(IPアドレス)を使っているのかを確認しましょう。

これは、プリンターがどこにいるのかをパソコンに教える「住所メモ」のようなものです。

操作方法 内容
1 プリンターの液晶メニューで「ネットワーク設定」または「Wi-Fi設定」を開く
2 「ネットワーク情報」や「IPアドレス」を確認する
3 表示されたIPアドレス(例:192.168.1.25)をメモしておく

もしプリンターに画面がない場合は、メーカー公式ソフトやアプリからネットワーク情報を確認する方法もあります。

このIPアドレスを使って、次にポート設定を変更します。

「WSD」から「TCP/IP」に変更する方法と効果

Windows 11では、標準で「WSDポート」という自動検出方式が使われています。

このWSD(Web Services for Devices)は便利な反面、不安定な通信を起こしやすいのが難点です。

これを固定IPを使うTCP/IPポートに変更すると、通信経路が明確になり、オフラインが劇的に減ります。

操作手順 内容
1 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開く
2 対象プリンターを選択し、「プリンターのプロパティ」をクリック
3 上部タブの「ポート」を開き、現在の設定を確認
4 もし「WSD-xxxx」と表示されていたら、「ポートの追加」をクリック
5 「Standard TCP/IP Port」を選び、「新しいポート」をクリック
6 ウィザードで、先ほどメモしたIPアドレス(例:192.168.1.25)を入力
7 完了後、新しいポートにチェックを入れて「適用」をクリック

この設定を行うと、Windowsがプリンターの場所を正確に覚えてくれるようになります。

言い換えると、プリンターとの通信経路を「固定」して迷子を防ぐということです。

Wi-Fi環境で頻繁にオフラインになる場合は、この方法が最も効果的です。

次の章では、設定を変えても改善しないときに行う「ドライバーの完全削除と再インストール」について解説します。

ドライバーの不具合を完全にリセットする

ここまで設定を直しても直らない場合、プリンタードライバーそのものが壊れている可能性があります。

この章では、単なる削除ではなく「完全削除」から「再インストール」までを行い、プリンターをゼロから正しく認識させる方法を紹介します。

古いドライバーが残っていると、いくら新しいものを入れても不具合が再発することがあります。

デバイスの削除と再登録

まずは、Windows上の「表面上の登録情報」を削除します。

これにより、再接続時に新しいドライバーを正しく認識させる準備ができます。

手順 操作内容
1 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開く
2 対象プリンターをクリックし、「削除」ボタンを選択
3 確認メッセージが出たら「はい」をクリック

これでWindowsからプリンターの登録が一時的に消えます。

しかし、これだけでは内部に古いドライバーファイルが残ってしまうため、次の手順で完全削除を行いましょう。

ドライバーサーバーから完全削除する方法

ここがプロの現場でも見落とされやすい重要ポイントです。

ドライバーサーバーという隠し領域に古い設定情報が残っていると、再インストールしても動作が不安定なままになります。

手順 操作内容
1 「Windowsキー+R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
2 「printui /s /t2」と入力してEnterを押す
3 「プリントサーバーのプロパティ」画面が開いたら「ドライバー」タブを選択
4 該当するプリンターのドライバーを選び、「削除」をクリック
5 「ドライバーとパッケージを削除する」を選択して完全削除を実行

この操作で、古いドライバー情報がWindows内部から完全に消去されます。

このステップを省略すると再発のリスクが高まるので、必ず実施してください。

最新ドライバーを公式サイトからインストールする

古い情報を消した後は、メーカー公式サイトから最新版のドライバーを入れ直します。

付属のCD-ROMよりも、公式サイトの方がWindows 11対応の最新データを配布しています。

操作手順 内容
1 ブラウザでプリンターメーカー(Canon / Epson / Brother / HPなど)の公式サイトを開く
2 サポートページの「ドライバー・ソフトウェア」検索欄に機種名を入力
3 「Windows 11対応」ドライバーをダウンロード
4 ダウンロードしたファイルを実行し、画面の案内に従ってインストール

インストール後、プリンターを再起動してから印刷テストを行いましょう。

ドライバーの再構築で通信や認識エラーが解消される確率は非常に高いです。

次の章では、見落としがちなセキュリティ設定やネットワーク設定によるブロックの確認方法を紹介します。

セキュリティ設定・ネットワーク設定の見直し

ここまでの設定を試してもプリンターが認識されない場合、実はセキュリティ機能が通信をブロックしていることがあります。

Windows 11やセキュリティソフトが「プリンターを不審な外部機器」と誤認するケースもあり、意外と盲点です。

この章では、ネットワークとセキュリティ設定を見直して、通信がスムーズに通る環境を整えます。

ネットワークプロファイルを「プライベート」に変更

Windows 11では、Wi-Fiごとに「パブリック(公共)」か「プライベート(自宅・職場)」を選べる設定があります。

もし現在「パブリック」になっていると、セキュリティが厳しすぎてプリンター通信まで遮断してしまうことがあります。

自宅や会社内のネットワークで使う場合は、必ず「プライベート」に変更しておきましょう。

操作手順 内容
1 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」を開く
2 現在接続中のネットワーク名(SSID)をクリック
3 「ネットワークプロファイルの種類」で「プライベートネットワーク」を選択

この設定により、同じネットワーク内のプリンターや他のPCとの通信が許可されます。

公共Wi-Fiでの印刷は避けるのが安全です。

セキュリティソフトでプリンター通信を許可する

ウイルス対策ソフト(ウイルスバスター・ノートン・マカフィーなど)を使っている場合、それらのファイアウォール機能がプリンター通信を遮断している可能性があります。

一時的にセキュリティソフトをオフにして、印刷できるか確認してみましょう。

確認ポイント 内容
印刷が可能になった場合 ファイアウォール設定でプリンター通信を「許可リスト」に追加する
印刷できない場合 他の原因が考えられるため再設定を確認

セキュリティソフトの設定メニューで「例外設定」「信頼済みデバイス」などの項目を探し、プリンターのIPアドレスを追加しておくと安心です。

特に企業向けセキュリティ環境では、システム管理者が通信ポート(9100番など)を制限しているケースもあるため、その場合は管理者に相談しましょう。

ここまで設定してもオフライン表示が続く場合は、次の章で紹介する「エラーメッセージ別の即効対応表」を確認して、該当する症状に合わせた対処を行いましょう。

エラーメッセージ別・即効対応表

ここでは、Windows 11で表示されやすいプリンター関連のエラーメッセージを一覧化しました。

焦って再インストールを繰り返す前に、まずはこのクイック対応表をチェックして、症状に合った対処をピンポイントで行いましょう。

エラーメッセージ / 状態 原因 推奨アクション
オフライン PCとプリンターの通信が途切れている 電源・ケーブル・Wi-Fiを確認し、
ポート設定を「WSD→TCP/IP」に変更
ドライバーは使用できません ドライバーの破損または非対応 ドライバーの完全削除後、
公式サイトから最新版を再インストール
未指定(デバイス設定内) 正しいプリンターとして認識されていない 一度削除し、PCを再起動して再接続
アクセスが拒否されました 管理者権限または共有設定の不備 設定を「管理者として実行」し、
共有設定を見直す
印刷エラー 印刷データの送信に失敗 プリントスプーラーを再起動し、
印刷キューをすべて削除

エラーメッセージは難しく感じますが、ほとんどは通信かドライバーのどちらかに原因があります。

「オフライン」→通信確認、「ドライバー不可」→再インストールと覚えておけば、慌てずに対処できます。

また、複数のエラーが同時に出る場合は、順番に「物理→設定→ドライバー」の順で見直すとスムーズです。

最後の章では、この記事全体のまとめと、トラブルを再発させないためのポイントを整理します。

まとめ:焦らず順番に確認すれば、必ず直る

ここまで、Windows 11でプリンターが「オフライン」や「見つからない」と表示されるときの対処法を段階的に解説してきました。

急いでいると焦ってしまいますが、トラブルの多くは通信や設定のズレによる一時的なものです。

落ち着いて一つずつ確認すれば、ほぼ確実に解決できます。

チェックステップ 内容
① 物理チェック 電源・ケーブル・エラーランプ・Wi-Fi接続を確認
② 設定確認 「オフラインで使用する」を解除し、スプーラーを再起動
③ ポート変更 WSDからTCP/IPポートに切り替えて通信を安定化
④ ドライバー再構築 古いドライバーを完全削除し、最新版を入れ直す
⑤ セキュリティ確認 ネットワークを「プライベート」にし、ファイアウォール設定を調整

特にWi-Fiプリンターを使用している場合は、「ポート設定」と「ネットワークの帯域確認」が大きなカギになります。

また、Windows Update後に不安定になる場合もあるため、ドライバーの更新は定期的にチェックしておきましょう。

それでも改善しない場合は、プリンター本体側の故障や、内部ファームウェアの不具合が考えられます。

メーカー公式の修理サポートや、オンラインチャットサポートを利用するのが最も確実です。

今回紹介した手順を順に試せば、「もうダメかも…」と諦めたプリンターでも、再び動き出す可能性が高いです。

印刷が再開できれば、仕事も学校もぐっとスムーズになりますね。

焦らず一歩ずつ確認すれば、あなたのプリンターはきっと復活します。

タイトルとURLをコピーしました