Windows 11でアプリを開くたびに最大化ボタンを押していて、「最初から常に最大化できないの?」と感じていませんか。
Microsoftは、アプリを開いた際にウィンドウを自動で最大化する新設定「Open apps maximized」をWindows Insider向けに導入しました。
ただし、2026年8月27日時点では一般向けWindows 11で誰でも使える機能ではなく、対象ビルドや段階的な展開状況によっては設定項目が表示されない場合があります。
この記事では、「Open apps maximized」の設定方法と対応環境、表示されない場合の確認ポイントに加え、新設定が使えないPCでアプリを最大化する従来の方法まで分かりやすく解説します。
自分のWindows 11ではどの方法を使えばよいのか、この記事を読めばすぐ判断できます。
Windows 11でアプリを常に最大化して開く方法は?結論から解説
Windows 11でアプリを常に最大化するには?
対象のWindows Insider環境
「Open apps maximized」をオン
↓
一般版Windows 11では
2026年8月27日時点で正式提供は未確認
※「最大化」は、ゲームなどのフルスクリーン表示とは別のウィンドウ状態です。
Windows 11でアプリを起動するたびに最大化したい場合、Microsoftが新たにテストしている「Open apps maximized」を使うと、ウィンドウを開いた時点で自動的に最大化できます。
ただし、2026年8月27日時点では一般向けのWindows 11で誰でも使える標準機能ではなく、Windows Insider向けのテスト機能です。
つまり、対象のInsiderビルドを利用しているなら新設定で自動化でき、通常版を使っている場合は従来の最大化方法を使う、というのが現時点での結論です。
| 確認したいこと | 2026年8月27日時点の結論 |
|---|---|
| アプリを起動時から自動で最大化できるか | 対象のInsiderビルドでは「Open apps maximized」で可能 |
| 一般版Windows 11で使えるか | 一般提供は確認されていない |
| Windows 11 25H2なら使えるか | 25H2ベースのBetaビルドで確認されているが、一般版25H2への搭載を意味しない |
| すべてのアプリで必ず動作するか | Microsoftは対象外となるアプリや例外の一覧を公表していない |
「Open apps maximized」ならアプリ起動時の最大化を自動化できる
「Open apps maximized」は、アプリのウィンドウを開いたときにWindowsが自動的に最大化するアクセシビリティ設定です。
従来のようにアプリを開いてから最大化ボタンを押したり、「Windowsキー+↑」を毎回入力したりする手間を減らせるのが大きな違いです。
イメージとしては、アプリごとに最大化操作を繰り返すのではなく、Windows側に「開いたウィンドウは最初から広く表示する」と任せる設定と考えると分かりやすいでしょう。
Microsoftは、スクリーンリーダーや拡大鏡を利用する人、タブレット環境で操作する人、一貫して広い作業スペースを使いたい人などに役立つ機能として説明しています。
たとえばブラウザーや文書作成アプリを開くたびに最大化している人なら、そのひと手間をWindows側で自動化できる可能性があります。
アプリを毎回手動で最大化している人にとって、「Open apps maximized」はその操作自体を省ける設定です。
なお、ここでいう「最大化」は、ゲームなどで使われる排他的なフルスクリーン表示と同じ意味ではありません。
Windowsの技術資料では最大化はウィンドウ状態の一つとして扱われ、通常はモニターの作業領域に合わせてウィンドウを広げる動作を指します。
2026年8月27日時点ではInsider向けで、一般版では標準利用できない
「Open apps maximized」は、Microsoftが2026年8月21日にWindows 11 Insider Preview向けの新機能として発表しました。
公式に確認されている対象は、Beta Build 26220.9223とExperimental Build 26340.9233です。
Beta Build 26220.9223はWindows 11 version 25H2をベースにしていますが、ここは誤解しやすいポイントです。
「25H2ベースのBetaビルドで使える」という事実は、「一般向けWindows 11 25H2なら誰でも使える」という意味ではありません。
Windows Insider Previewは正式提供前の機能を試すための環境であり、MicrosoftはInsiderでテストされた機能について、内容が変更されたり削除されたり、一般ユーザーへ提供されなかったりする可能性があると説明しています。
そのため、2026年8月27日時点では「Windows 11に正式搭載済み」と断定せず、Insider向けにテストされている新設定と理解するのが正確です。
一般向けWindows 11への正式な提供日や、どの正式バージョンに搭載されるかについては、今回確認できたMicrosoft公式情報では発表されていません。
通常版Windows 11の設定画面に「Open apps maximized」が見当たらなくても、現時点では異常とは限りません。
「Open apps maximized」を設定する方法
「Open apps maximized」の設定場所
↓
↓
↓
Open apps maximized
スイッチをオン
見つからない場合:
対象ビルド・段階的な展開状況・英語表記になっていないかを確認します。
「Open apps maximized」は、Windows 11の「アクセシビリティ」にある「視覚効果」からオンにできます。
対象のWindows Insiderビルドを利用している場合は、設定画面を順番にたどれば確認できます。
基本操作は「設定」→「アクセシビリティ」→「視覚効果」→「Open apps maximized」をオンにするだけです。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | Windows 11の「設定」を開く |
| 2 | 「アクセシビリティ」を選ぶ |
| 3 | 「視覚効果」を開く |
| 4 | 「Open apps maximized」をオンにする |
| 5 | その後にアプリを開き、最大化されるか確認する |
「設定」→「アクセシビリティ」→「視覚効果」からオンにする
まず、Windows 11の「設定」を開きます。
スタートメニューから「設定」を選ぶ方法のほか、「Windowsキー+I」でも設定画面を開けます。
設定画面が表示されたら、「アクセシビリティ」を選択します。
次に「視覚効果」を開き、その中にある「Open apps maximized」を探します。
「Open apps maximized」のスイッチをオンにすると、その後に開いたアプリウィンドウをWindowsが自動的に最大化します。
毎回ウィンドウ右上の最大化ボタンを押していた人にとっては、その操作をWindows側に任せられるイメージです。
この設定は「今開いているすべてのウィンドウを一括で最大化する機能」ではなく、アプリウィンドウを開く際の動作を変える設定として案内されています。
設定をオンにしたら、ブラウザーやファイル操作に使うアプリなどを新しく開き、最大化された状態で表示されるか確認すると分かりやすいでしょう。
設定項目が見つかる環境なら、特別なコマンドを使わずにWindowsの設定画面だけで有効化できます。
「Open apps maximized」が表示されない場合に確認すること
「視覚効果」を開いても「Open apps maximized」が表示されない場合は、まず利用しているWindows 11のビルドを確認してください。
2026年8月21日のMicrosoft公式発表で確認されているのは、Beta Build 26220.9223とExperimental Build 26340.9233です。
一般向けのWindows 11では正式提供が確認されていないため、通常版を使っているPCに設定項目がなくても不自然ではありません。
さらに、MicrosoftはExperimental側のリリースノートで関連機能を段階的に展開していると説明しています。
そのため、対象ビルドを利用していても、展開状況によっては「Open apps maximized」がまだ表示されない可能性があります。
| 設定が見つからないときの確認ポイント | 考えられる状況 |
|---|---|
| 一般向けWindows 11を使用している | 2026年8月27日時点では一般提供が確認されていない |
| Insiderビルドが古い | 公式発表された対象ビルドに達していない可能性がある |
| 対象ビルドなのに項目がない | 段階的な展開の対象になっていない可能性がある |
| 設定名が日本語で見つからない | 開発中のため英語表記のまま表示される可能性がある |
MicrosoftはInsider向けの開発中機能について、完全にローカライズされていない場合があることも案内しています。
そのため、日本語版Windows 11でも「アプリを最大化して開く」といった日本語名ではなく、「Open apps maximized」という英語表記のまま表示される可能性があります。
また、2026年8月20日前後の初期報道では、Experimental Build 26340.9212の隠し機能としてViVeToolを使う方法が紹介されていました。
しかし、その翌日の2026年8月21日にはMicrosoftがBetaおよびExperimental向けの機能として正式に告知しています。
現時点ではViVeToolを標準手順として使うのではなく、まず公式対象ビルドと「視覚効果」の設定画面を確認するのが適切です。
設定が見つからない場合は、故障を疑う前に「対象ビルドか」「段階的な展開を待つ状態か」「英語表記になっていないか」の3点を確認しましょう。
新設定が使えないWindows 11でアプリを最大化する方法
新設定が使えないときはどうする?
今開いているアプリを最大化したい
Windowsキー + ↑
または
特定のアプリを毎回最大化したい
ショートカットの「実行時の大きさ」を「最大化」に設定
注意:アプリ側の仕様によっては、ショートカットで指定しても最大化されない場合があります。
「Open apps maximized」が使えないWindows 11でも、従来の方法でアプリを最大化できます。
今開いているアプリならキーボードショートカット、特定のアプリを起動時から最大化したい場合はショートカットの設定を使い分けるのが分かりやすい方法です。
一般版Windows 11で新設定が見つからない場合でも、目的に合わせて従来の最大化方法で代用できます。
| やりたいこと | 使える方法 | 特徴 |
|---|---|---|
| 今開いているアプリを最大化したい | Windowsキー+上矢印 | すぐ使えるが、起動するたびに操作が必要 |
| 特定のアプリを最大化して起動したい | ショートカットの起動時設定 | アプリごとに指定できる |
| 複数のアプリを自動的に最大化したい | Open apps maximized | 対象のInsider環境で利用できる新設定 |
「Windowsキー+↑」で開いているアプリを最大化する
現在開いているアプリを手早く最大化したい場合は、対象のウィンドウを選択して「Windowsキー+上矢印」を押します。
これはWindowsに標準で用意されているキーボードショートカットなので、「Open apps maximized」がない環境でも利用できます。
たとえばブラウザーを小さなウィンドウで開いた場合でも、ブラウザーを選択してこのキー操作を行えば最大化できます。
マウスを最大化ボタンまで動かす必要がないため、キーボード中心でWindowsを操作している人にも使いやすい方法です。
一方で、アプリを閉じて再び起動したときに自動で最大化する機能ではありません。
アプリを開くたびに最大化したい場合は、その都度キーを押す必要がある点が「Open apps maximized」との大きな違いです。
一時的に最大化したいだけなら、「Windowsキー+上矢印」が最も手軽な代替方法です。
特定のアプリはショートカットから最大化して起動する
特定のアプリだけを起動時から最大化したい場合は、Windowsのショートカットに最大化状態で起動する指定を設定する方法があります。
WindowsのShell Linkには、リンク先アプリをどのようなウィンドウ状態で表示するかを指定する仕組みが用意されています。
Microsoft Q&Aなどでは、対象アプリのショートカットを右クリックしてプロパティを開き、「ショートカット」内の「実行時の大きさ」を「最大化」に変更する方法が案内されています。
- 最大化して起動したいアプリのショートカットを用意します。
- ショートカットを右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「ショートカット」タブを開きます。
- 「実行時の大きさ」を「最大化」に変更します。
- 設定を保存し、そのショートカットからアプリを起動します。
この方法は、すべてのアプリではなく特定のアプリだけ最大化して開きたい場合に向いています。
たとえば仕事で毎回大きく表示したいアプリだけを対象にすれば、ほかのアプリのウィンドウサイズには影響を与えずに運用できます。
ただし、ショートカット側で最大化を指定しても、アプリ自身のウィンドウ制御によって期待どおり最大化されない場合があります。
そのため、この方法はすべてのWindowsアプリで必ず動作する設定ではなく、利用するアプリごとに実際の挙動を確認する必要があります。
また、「Open apps maximized」のようにWindows全体で新しく開くアプリを自動最大化する仕組みとは異なります。
新設定が使えない環境では、すぐ最大化したいなら「Windowsキー+上矢印」、特定のアプリを毎回最大化したいならショートカット設定、と使い分けるのが現実的です。
Windows 11でアプリを最大化して開く方法のまとめ
Windows 11でアプリを常に最大化して開きたい場合は、利用している環境によって最適な方法が変わります。
2026年8月27日時点では、新設定「Open apps maximized」はWindows Insider向けのテスト機能なので、一般版では従来の方法も選択肢になります。
対象環境なら「Open apps maximized」、一般版なら「Windowsキー+上矢印」やショートカット設定を使う、と整理すれば迷いにくいでしょう。
| 状況 | おすすめの方法 | ポイント |
|---|---|---|
| 対象のInsiderビルドを使っている | 「Open apps maximized」をオンにする | アプリを開く際の最大化をWindows側で自動化できる |
| 一般版Windows 11を使っている | Windowsキー+上矢印 | 今開いているウィンドウをすぐ最大化できる |
| 特定のアプリだけ最大化したい | ショートカットの「実行時の大きさ」を最大化にする | アプリによっては指定どおり動作しない場合がある |
| 設定項目が見つからない | ビルド番号と展開状況を確認する | 対象ビルドでも段階的な展開により表示されない可能性がある |
Microsoftが2026年8月21日に発表した「Open apps maximized」は、「設定」から「アクセシビリティ」、「視覚効果」の順に進んで有効化する設定です。
オンにすると、アプリウィンドウを開く際の最大化をWindows側で自動化できます。
一方で、公式に確認されている対象はBeta Build 26220.9223とExperimental Build 26340.9233です。
Beta Build 26220.9223はWindows 11 version 25H2をベースにしていますが、一般向け25H2に同機能が正式搭載されたことを意味するわけではありません。
2026年8月27日時点では、一般向けWindows 11への正式な提供時期は確認されていないため、「25H2なら誰でも使える」と考えないようにしましょう。
また、「Open apps maximized」が行うのはWindowsのウィンドウを最大化する処理であり、ゲームなどを排他的なフルスクリーン表示にするための設定ではありません。
設定画面に項目が表示されない場合も、PCの不具合とは限りません。
一般版を使っている場合だけでなく、対象のInsiderビルドでも段階的な展開によってまだ利用できない可能性があります。
古い記事ではViVeToolを使って隠し機能を有効化する方法が紹介されていましたが、その後MicrosoftがBetaおよびExperimental向け機能として公式に発表しています。
まず公式対象ビルドと設定画面を確認し、ViVeToolを前提に考えないことが現時点では分かりやすい判断方法です。
新設定を利用できない場合でも、現在のウィンドウなら「Windowsキー+上矢印」で最大化できます。
特定のアプリだけ起動時から最大化したい場合は、ショートカットの「実行時の大きさ」を「最大化」に指定する方法もあります。
ただし、アプリ独自のウィンドウ制御によっては、ショートカット側の指定どおりに動作しない場合があります。
Windows 11でアプリを最大化して開きたいなら、まず自分の環境で「Open apps maximized」が使えるかを確認し、使えなければ目的に合った従来手段を選ぶのが最も確実です。

